【愛媛】大規模修繕工事の必要性と費用相場は？マンションの工事依頼に対応|株式会社Restar

大規模修繕工事の内容

大規模修繕工事の対象となるのは、主に共用部分です。具体的には、以下の工事が含まれます。

• 屋根防水：雨漏りの修繕や屋根材の張り替えをする。
• 床防水：バルコニーやベランダの防水層の補修・張り替えをする。
• 外壁塗装・タイル修繕：塗装の剥がれの修復やタイルのクラック・剥がれの補修を行う。タイル浮きがある場合は、エポキシ樹脂注入ピンニング工法などを使用して補修を行う。
• シーリング工事：外壁材の間やサッシまわりのシーリング材の補修や充填を行う。
• 鉄部塗装：バルコニーや扉、外部の階段、手すりなどに使用される鉄のサビを落とし、塗装して保護する。
• 設備系工事：給排水設備、ガス設備、空調・換気設備、電灯設備、情報・通信設備、消防用設備、昇降機設備、駐車場設備などを必要に応じて補修する。

これらに加えて、工事をはじめる前に足場や現場事務所などの仮設工事も行います。

また、オートロックや宅配ボックスを導入したり、バリアフリーに対応したりするなど、このタイミングで設備に付加価値をつけるケースも珍しくありません。時代に合わせた設備を取り入れることで、快適性・安全性が高くなります。

大規模修繕工事にかかる費用

マンションの大規模修繕工事の費用は、修繕内容や規模によって異なります。こちらでは、1回目の大規模修繕工事にかかる費用について、データを用いて解説します。

国土交通省が実施した「令和3年度マンション大規模修繕工事に関する実態調査」によると、大規模修繕工事にかかる費用は一戸あたり約100～125万円、床面積1平方メートルあたり約1.0～1.5万円となりました。なお、これらを算出する際に、共通仮設費は含んでいません。

大規模修繕工事の費用については、あらかじめマンション管理組合が住人から毎月徴収している修繕積立金がありますので、そこまで大きな負担にはならないでしょう。少しでも安く費用を抑えたいとお考えでしたら、修繕箇所を精査し、建築会社に相見積りを依頼しましょう。見積りを提示されたら、希望額に近い査定価格の業者を選ぶことをおすすめします。